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引き寄せ詳説~垂直方向の磁力について

2021.2.20(土)

何であれ、「それ自身に似たものを引き寄せる」というのがthe law of attraction、
一般に普及した日本語訳にすると引き寄せの法則です。
attraction、誘引力、引力、磁力だと? そんなものが本当にあるのか?
というところで引っかかりを覚える、眉唾くさい、ということはあると思います。

引き寄せの法則、それは簡単にいえば、
ポジティブなことを考えているとポジティブな出来事が起き、
ネガティブなことを考えているとネガティブな出来事が起きる、ということなんですが、
なんだそれ、「考え」と「出来事」はまるで別範疇ではないか、
嫌なことを考えているのにいいことが起きることはあるし、
楽しいことを考えているのに災難に巻き込まれることだってあるぞ、と。

だから、「“考え”と“出来事”はまるで別で、連動するとは限らない」と考えていると、
まさにそう考えているとおりになるわけで、
attractionはちゃんと働いているのですが、それはさておき。

ネガティブな考えからネガティブな連想を、ポジティブな考えからポジティブな連想をしやすい。
これなら、一般常識的、経験則的にいって、ほぼほぼ異論はないのではないでしょうか。
財布にあと二千円あると思っていたのに、財布を開いてみたら千円しかなかった、げっ!
と、そこから最近の無駄遣いを悔いたり、来月の税金の支払いやローンの引き落としのことを考えて
暗くなったり、急に公共料金や通信料金が高く思えたり、と、
ほんの数秒くらいの間に、とりあえずその場に関係ない件まで思考の触手が伸びて、どよ~ん、とか。
でも財布にあと五百円しかないと思い込んでいたら、なんと千円あった札があった、となると、
シャー! と心のなかでガッツポーズ、卵と野菜とパンを買ってもまだ余る、ポテチもイケる、と高揚し、
そういえば今日はすばらしくいい天気ではないか、と深呼吸してみたり。
この程度のことなら数分で雲散霧消してしまうかもしれませんが、
仕事のミスが家に帰っても忘れられないとか、人から投げつけられた嫌な言動を何度も反芻するなど、
ネガティブな考えを「引きずる」状態になると、
固定されてしまったその気分と同調する不快なニュースを拾ってしまったり、
陽気にしていたり大笑いしている人がいると気に障ったり、
食事がおいしく感じられないとか眠りが浅いとか、五感領域まで及ぶこともあります。
逆に、仕事や勉強がはかどって、調子がいい、うまく回っていると感じられると、
将来への明るい見通しが立ったり、やりたいことが出てきたりと、前向きな方向に考えが動きます。

考えが考えを呼ぶ。
ある考えや感情は、別の考えや感情を結びついて、同一フォルダに入る的なまとまりをつくる。
その考えや感情への関心(注目度)が強いと、
マインド全体がその考え、感情の色に染まり、広範囲に影響する。生活にも影響する。
これは、ある考えが、それと関連する考えを連想させて強くなったり膨張したりする、という、
水平方向の作用です。
では、この連動作用が水平方向だけでなく垂直方向にも働くとしたら?
その考えないし感情は、それと関連する色、形、音、味などの五感的感覚を喚起することになります。

マインドに連動して、それと似た五感的な感覚が呼び起こされる。
マインドでつくった「現実」が五感的な「現実」を引き寄せる。

いや、それはないでしょう、とストップがかかるとすれば、
垂直方向には、考えや感情には影響されない何かが存在している(と考えている)からです。
この何か(客体X)は、一般的には物、物質です。
物質があって、それが考えや感情の及ばないそれ固有の原理、法則(自然科学)で動いている、
とすれば、当然、物質は考えや感情には影響されず、垂直方向の連動作用は起きません。

何度か書いてきたように、五感的な感覚の向こうにたしかに物があるかどうか、
緑色で四角いという視覚、触覚の向こうに緑色の箱が存在しているかどうかは、わかりません。
たしかなのは緑色で四角いという感覚を感じているということだけで、
自分の感覚を離れて物のあるなしを確認できる人はひとりもいないので
(観測機器を使っても、機器を操作する人や結果を検証する人の感覚を介することになる)、
物が「ある」とすることもできるし、「ない」とすることもできる。どちらにしても想定です。

物が「ある」と想定し、
物は物理学とか化学とか物固有の法則で動いているとすると、
物は人間の考えだの感情だのとは関係なく存在していることになります(認識≠存在)。
のみならず、むしろ人間の考えとか感情とかは物固有の法則にしたがって生じる、
身体という物が、物でできた外界からの刺激に「反応」するという生理作用から考えや感情が生じる、
ということにもなります。
とすれば、物(身体)から派生する考えや感情に、それ自身の基盤である物を動かす力はありません。
ハードウェア(身体を含めた物質一般)はソフトウェア(考えや感情)を作動させることができても、
ソフトウェアではハードウェアを動かせないように。
これは、五感的な感覚の向こうに「本物の現実(物質)」が存在し、
「本物の現実(物質)」固有の法則(自然科学)が一切の出来事を決定する、
考えや感情はそれに制約され、
法則(自然科学)を研究したり、法則に沿った情報を集めたり、
「本物の現実(物質)」を解釈して一喜一憂したりはできるけれども、
「本物の現実(物質)」を変える力(垂直方向の連動作用)はない、と考えることです。
筆者が書いている「3次元の世界」とは、そのように、物が「ある」と想定したときの世界です。

引き寄せの法則などはインチキだ、本当の現実を直視できない弱い心がでっちあげた思い込みだ、
本当の現実の基礎は自然科学である、と考えれば、その考えどおりに、
物質があり、物質の法則(自然科学)が現実を左右する、引き寄せのない世界を出力します。
認識が、存在がどうのこうの、と深く考えなくても、即座にアヤしい、インチキくさいと感じられるのは、
考えや感情と物でできた現実は別だ、という観念が、
何度も反復して習得し、習慣になった行動、思考の前提になっていて、
いちいち意識しないくらい当たり前になっているからです。
だから、考えや感情と物でできた現実は別ということが暗黙の前提になっていると、
理屈より先にアラームが鳴る。

しかし色や形、触感などの向こうに物が「ない」と想定すると、
考えや感情の連想として水平方向に働いていた連動作用が、
垂直方向の作用を止める(というか「停止」指令として作用する)
物質とか物質固有の法則とかの想定に阻まれないので、ストレートに下に向かい、
考えが考えを呼ぶのと同じメカニズムで、
色や形、触感といった五感的感覚を喚起します。

物が存在していなければ、
五感的な感覚は、物(外界)からの刺激に物(身体)が「反応」して起きる物理感覚ではないし、
考えや感情は、物に反応した物理感覚への「二次反応」ではありません。
両方とも、自分が感じる(認識する)ことによって現れた感覚であり、その点で本質的には同じです。
ただ、五感的な感覚が濃くて段差(コントラスト)がはっきりしているのに対し、
考えや感情などは相対的に淡く、また相対的に移り変わる速度が速くて軽い、
というちがいがあるだけです。
考えや感情なども、色や形などと同じように、自分が感じた「感じ(感覚)」である。
考えや感情などはマインドの「感覚」といえます。
どちらも本質としては「感覚」なので、考えが考えを呼ぶという水平方向の作用と同じように、
ある考えが色や形などを呼ぶといった垂直方向の作用も起きるのです。
なお、物が存在していなければ、
「自分」というのも身体やその生理作用でできる心理現象のことではなくなります。
物を想定していないときの「自分」とは、
さまざまな感覚をまとめて感じている統覚視点ないし統覚意識のこと、
簡単にいえば感覚の感じ手のことです。
物を想定していなければ、感じ手が感じる(認識する)ことによってその感覚が創造される、
ということになります(認識=存在もしくは創造)。
感じ手なしに感覚だけがあるとか、感覚なしに感じ手だけがいるということは起きえません。

ただし、マインドの感覚(考えや感情など)の全部が連動作用するわけではありません。
考えが考えを呼ぶ水平方向の連想でも、考えという考え全部が連想に至るわけではなく、
パッと思い浮かんで消えてしまうものもたくさんあります。
あれこれ、次々と連想が広がるのは、
最初の考え、または途中で出てきた考えに、ポジネガどちらにせよ関心があって、
湧いてくる考えに注目している場合です。
垂直方向でも同じ。
何回も考える、感情や気分を伴って、ある程度まとまった「コンテンツ」みたいになっている、
というように、関心度合の強いマインドが五感的な感覚の喚起に向かう磁力(attraction)を持ちます。

ただし、マインドの感覚と五感的な感覚は、同じ感覚でもやや性質がちがいます。
マインドで思い描いたことは瞬速で実現します。修正も速攻でできます。
「だいたいこんな感じ」という、ぼやけたファジーな実現もありです。
感覚化(実現)のスピードが高速で、目盛りが細かい(軽い)のです。
対して、五感的な感覚は、考えや感情などのマインドの感覚よりも、濃くてはっきりしています。
相対的にいかついです。
相対的に感応度合が鈍いといってもいいかもしれません。
ここはいわば四捨五入の世界で、マインドの磁力が50%以下だと微動だにしない、
でもちょっとでも50%を超えると100%と同じになって連動が起きる、という感じです。
これが、ある軌道から別の軌道にジャンプするみたいな変化なので、
物理学用語になぞらえて量子変化とかクォンタムジャンプと言っているわけ。
20%や30%では動かないこの感応度合の鈍さが、
3次元の思考(物があると想定し、それが連続的に変化すると考えること)では「時間がかかる」
ととらえらえます。
たとえば、マインドでAのことを考えているとすると、
Aのない場面から別のAのない場面へ、また別のAのない場面へと次々ジャンプしていって、
確率50%を超えたときにポンとAのある場面に移っている、ということなのですが、
過去にはこれこれのことが実際にあった(こういう物環境だった)、それが現在までにこう変化し、
それが未来につづいていく、という連続時間進行を前提にすると「時間がかかる」ことになります。
(オカルト語を使うと、マインドの感覚は気体的なアストラル媒質に起きる波動、
五感的な感覚は液体的なエーテル媒質に起きる波動ということになります。)

考えが考えを呼ぶ、水平方向の引き寄せは、関心さえあればたちまち作用し、広がり、実現しますが、
考えが色や形などを喚起する垂直方向の引き寄せは、関心がある、興味があるくらいでは起きません。
といっても初発は関心や興味であり、
関心や興味によってマインドで感覚化(実現)していないことには垂直の連動も起きないのですが、
関心度合が強く、大きくなってMAX値まで来たとき、
関心は「許容」「受容」「承認」といった感覚に変わります。
感覚を波動だとすると、ここで周波数が変わるのです。
関心よりもずっと確定的で、安定していて、落ち着いた感覚です。
それが当然、当たり前、(奇蹟じゃなく)常識だよね、という感じ。
カドがとれてリリースされた感じ。
ここで、五感的な感覚は実現確率50%を超え、四捨から五入のほうに飛びます。

コーヒーを飲みたいと思っているときは、飲みたいという欲求の感覚がありますが、
目の前にコーヒーがあれば、もう飲めるに決まっているので、コーヒーを飲みたいとは思いません。
コーヒーを飲んでいるときも、コーヒーを飲みたいとは思いません。

関心がある、欲しい、知りたい、というのはマインドで何かが実現するとき、
つまりイメージしたり、リアリティのある感覚(記憶)を呼び起こしたり、
複数のイメージを関係づけたりするときのキー感覚です。
マインドの創造力のソースといってもいいでしょう。
マインドで意図し、その意図と似た五感的な感覚を喚起しようとするなら、関心は不可欠です、が、
それだけでは五感的な感覚を動かせません。
五感的な感覚で実現するときのキー感覚は「許容」です。
「関心」も「許容」も、ともにマインドで、心のなかで起きていることですが、
五感的な感覚が動くのは「関心」ではなく「許容」によってです。

五感的な感覚の世界には、積極的な関心はないのに五感化している感覚が多々あります。
玄関に敷かれた四角いタイルとか、ベランダの茶色い手すりとか、
べつに菱形でもグレーでもいいんだけど、みたいなやつ。
この種の五感的感覚は、意図せずに、つまり関心抜きで「許容」だけで実現している例です。

物が「ある」と想定すると、物質の法則や、それをベースにした常識にしたがう世界がちゃんと出現するのは、
考えと出来事は別だという考えを許容し、
物質の法則にしたがわない非常識なことが実現するのを許容していないからです。
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  1. 2021/02/20(土) 16:26:26|
  2. 実現のメタフィジクス
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