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ソロ・パブリッシュ

ドリーム。

3次元の自然体

2024年1月8日(月)

昭和の自己啓発界では、やる気、努力、気くばりなどが推奨されていたように思う。
自己啓発とオカルトの連繋(マーフィー、ナポレオン・ヒルなど)はマイナーで、一部の人にしか知られていなかった。
セミナーなどはまだ少なく、ビジネス書を通して喧伝され、会社の集合研修や朝礼などのお話ネタになっていた。
財産の増大、モテ、出世といった欲をガソリンにして、向上心というエンジンを回す。
ふり返れば、昭和人のマインドって何がなんでも生き抜くぞというサヴァイヴァル志向が強かった。闘争心も強かった。
大本営を信じて、勝つまで欲しがらないぞと耐え忍んでがんばったのに負けちゃったからリミッター解除、
戦地で、空襲で、大勢の人間が死んだけど、オレはアタシは生き残ったんだから握力全開でとことん行かなくちゃ、ってことなのか。
私から見ると、昭和の前半はその潜在システムが江戸時代だったと思えるし、後半はずっと幕末だった。
幕末とは、江戸時代の潜在システムのうえに非常時体制が載っているという意味。平時も非常時体制はそのまま。

今日、自己啓発とオカルトあるいはスピリチュアルが緩やかに習合した界隈の先生方は、
やる気、努力、気くばりとかを強調したりはしない。
今日びの顧客は生命への執着が薄く闘争心もなく、微風のスパルタ風でもすぐ心が折れてしまう。
そもそも啓発スピ界隈は、やる気、努力、気くばりとか、そういうしんどい体験を避けて幸せになりたいという
お客様が集まってくるところ。
それってべつにわるいことではない。
しんどい体験必須というそれまでの常識、既成の方法を外せないかという発想は創発につながる。
というわけで、今日この界隈を席巻している宗旨は、
やりたいことをやりなさい、直感にしたがいなさい、リラックスしましょう、心地よさを大事にしましょう、
人と比較することはない、あなたはあなたのままでよい、短所は長所の裏返しだから長所を伸ばそう、
引き寄せたいことをイメージできるのならそれはもうかなっているのだから、かなった体(てい)で過ごしましょう、など、
総じて当たりが優しくて楽である。
これがうまくいって得心できると、昭和のアレはああいうプレイだったんだな、とわかる。

楽でもイケてしまうのは、
超心(高次)―伝播→心(マインド)―伝播→五感
と、より精細な感覚(波動)がより具体的な感覚(波動)に伝わり、
つまり超心の感覚が心の感覚を、心の感覚が五感的感覚を引き寄せ、
あれやこれや流れるようにスムーズに、ときにダンサブルに実現していく
からなのでした。

でも、本を読了したり、動画を見終わったら即そうなれるわけではありませんのだ。
それは、この種の知識や情報を探っているとき、探っている人は3次元にいるからです。
感覚(波動)が伝播して流れるようにスムーズに実現していくのは非3次元の世界であり、
3次元から非3次元にシフトする必要があります。
そして、シフトする前は3次元にいるのだから、シフト(変更)は3次元の方法で行うことになります。
バイクに乗るには、まず教習所で運転のしかたを習わなければならず、
教習所には公共交通機関や徒歩で通わなければならない、みたいなことです。
はじめからバイクは使えません。
つまり、手放しワークにせよ瞑想にせよ意図的な引き寄せにせよ、どんな方法を使うのでも、
最初はいくらかやる気とか努力とか(自分への)気くばりとか3次元のアプローチが必要になるということ。

3次元とは、何度も書いてきましたが、そこで感じている感覚の向こうに実体(物質)がある、
それらの感覚を感じられるのは、実体(物質)でできた身体が皮膚の内外の実体(物質でできた環境)に反応しているからだ、
と想定した世界です。
実体を想定しないと、または実体はないと想定すると、感じたことがそのまま現れているだけで、実体はありません。
五感だけでなく、思いや想像、直感なども(五感より淡い)感覚です。
現実とは、そうした濃淡さまざまな感覚からなる模様(周波数の構成体)ととらえられます。
要は実体(物質)あり、実体(物質)なし、どちらの想定をデフォルト(既定)にしているかのちがい。
どちらにせよ、思いや想像などからなる感覚層(マインド)で想定して世界感というリアリティとしてアウトプットされているのですが、
実体を想定した3次元世界に没入していると、物(実体)の存在にすごくリアリティがあって本当にあるっぽいし、
ちょっとしたことでもなんでも無自覚に物前提で考えているので、その仮想性になかなか気づけません。

マインドでこしらえた「物」は、途切れずに連続的に広がり、途切れずに連続的に変化していきます。
これは「物」に内在する法則と想定されています。
実際には「物」に対しているときの実感にもとづく経験則なのですが、
「物」は圧倒的にリアリティのある実体なので、連続的に広がり変化していると見えるのは、
自分がそう感じているせいではなく、事実そうなのだろうと思え、
この連続的な広がり(空間)と変化(時間)は「物」に内在していることになるのです。
観測機器を使ってもっと細かく「物」を見ていくと、また別のふるまいが見えてきますが、
それは観測機器で観測できるようなミクロの世界の話であって、
ふだんの生活では実感できず、リアリティをつくり変えられないので、採用されません。
で、その連続的に広がり変化する「物」ベースの3次元には、じつは過去世界しかありません。
過去世界は、連続的に累積してきた出来事の総体です。
確認できるのはその一部だけで、あちこちに不明な箇所があり、解釈の余地が多々ありますが、
ともかく連続的な累積は前提とされています。
未来は文字どおりまだ来ていない。
予測できる未来は過去のデータにもとづくシミュレーションなので、過去の延長といっていいのですが、
ともかくまだ到来していない。
そして、現在というのは終わったばかりの過去(現在完了ないし直近過去)のことなので、過去です。
「たった今終わった」「今そっちへ行く」というように、便宜的に「今」という言葉を使うことはありますが、
前者は現在完了、後者は近未来です。
というわけで、3次元にいると、
非在の未来を照準にして直近過去を評価し、直近過去以前の過去から情報収集するという、
非在の未来と過去の往復をマインドで(頭のなか、心のなかで)営々繰り返すことになります。
その結果、充ちている、無窮の喜び、永遠の今、無条件の愛、といった感覚に触れることなく、
何やらいろいろ計画したり心配したり手当てしたりしているうちに日々が過ぎ、年数が経ち、ということになるわけ。
この往復は3次元の構造に由来するメカニズムなので、止めることはできません。
止めるのなら、マインドでつくり上げている思考施設そのものをはずさなければなりません。
それには、自然体とか、ありのままでいたらだめです。
未来と過去、過去と未来を往復するのが3次元の自然体だから。
その往復だって、少しずつ培うという表しかたで3次元の連続時空を使ってできるようになったこと、
だからもともとは不自然で作為的なのですが、慣れてしまえばそっちが自然です。
なので、自然体、ありのままでいたら3次元から出られません。
3次元をやっていて、その3次元から非3次元にシフトするには、
現在地である3次元の方式を使って、過去データの収集と未来への備えでぱんぱんになっているマインドに
切れ目を入れる必要があります。たとえば、
・寝る前に5分間瞑想する。眠くても疲れていても、背筋を伸ばして結跏趺坐か半跏趺坐で座るだけでもやる
・朝のルーティンに本で読んだヨーガの呼吸練習を入れる
・朝、晴れていたら太陽に向かって合掌し、ゼロポイントフィールドとつながる
・通勤のさい、自宅から大通りまでは歩幅の小さな小走りジョギング、大通りから駅までは速歩で行く
・日曜日の16時~18時は絶対に用事を入れず、ギターの練習をする(ギターがワクワク活動の場合の例)
・日曜日には連絡以外スマホやパソコン、タブレットを使わない
といったようなことですね。
どれもこれも作為的で不自然ですが、3次元の自然体を振り切るには、最初は仕掛けていく必要があります。
努力のいらない世界に行くには、努力の必要な世界のやりかたすなわち努力を使って離陸しなければなりません。
あと、しばらくつづけてみて、メニューを差し替えたり、実践する時間を変えたり、ハードルを上げたり下げたり、
といった実験、お試しも進めていく。行き詰まったら宇宙に質問を投げるという自問自答をやって工夫していく。
何かの勉強をするとか健康な身体をつくるとかいったこととノリはいっしょ。
はじめはいくらかめんどうくさくても、昭和から平成前期のキツさ、エグさに比べたら全然楽勝。
ただ、一般的な勉強や身体づくりなどとちがって、非3次元シフトの場合、
つづけているうちに3次元化したマインドのあちこちに風穴が開いて、
シンクロニシティとか引き寄せあるいは引き寄せられとか不運が幸運に反転とかお告げとかそのテの追い風が入り、
それらの活用法も体得できてくるし、
世界や現実の感触すなわちリアリティが変わってくるので、
当初の努力感、意識的に取り組んでる感は消失します。
やることを足すとか減らすというより、全体を組み替えていく感じ。
3次元が剥がれてくると、適切な時機に全体が組み替わっていくという実感になります。

最後に書き足しておきますが、
一般的に「運動」と呼ばれている、五感の解放活動(ふだんあまり使われていない感覚を敢えて使うという意味)は、
瞑想や手放し、ガイドスピリッツとの通信などスピ活全般の準備とクオリティ向上のためにとても重要です。
ヨーガの世界では、瞑想の前にアーサナ(ポーズ)構成を中心とするハタ・ヨーガを行ったり、
ハタ・ヨーガ派じゃなくてもなんらかの準備運動があったりしますが、
ボディワークから瞑想へというこの流れはとても合理的。よく考えたな、と感心する。
触覚・圧力系を中心に五感的感覚を動かすことによって、
疲れない姿勢(=正しい姿勢)がつくれるようになるし、凝り固まった3次元化マインドがほぐれるからです。
なので、これから非3次元シフトをねらうのであれば運動かダンスから入ることを個人的にはお勧めします。
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  1. 2024/01/08(月) 14:18:16|
  2. 次元上昇
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  4. | コメント:5
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コメント

透明人間瞑想ワーク記事含めてとても興味深く

超お久し振りに訪問しました
こちらに書き込むのも恐らく初です

本記事や透明人間瞑想ワーク記事、興味深く読ませて頂きました
特に透明ワークは効きました
「力を抜け」「脱力」との瞑想指示は他でも多いですが「(順番に上から)透明化する」「水晶化する」とのイメージ指示は実に素晴らしい
透明化、水晶化によってこの縛られた肉体世界、五感世界を超越していく感覚が生じます
「空(くう)になれ」とのかつての師の教えを今頃になって思い出しました

素晴らしい記事を公開して下さり本当にありがとうございます!
  1. URL |
  2. 2024/01/08(月) 20:26:24 |
  3. かわした #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

どうもー☆

ありがとうございます。
ゼロポイント瞑想の記事を書いているときは、
これ誰が読むわけ? シェアする意味あるの? と思っていたので、
お役に立ったのであればさいわいです。

https://solopub.blog.fc2.com/blog-entry-1081.html
 ↑
ゼロポイント瞑想をやってみようという方は、記事本文にも書きましたが、
運動不足、睡眠不足で取りかかると、
よくて効果なし、ことによると心身の調子を崩すこともあるかもしれないので、
必ず五感ゾーン(身体)のコンデションを整えて臨んでください。
私は軽い体操や呼吸法とセットにしています。
あと、瞑想初心者の方には向かないので、
丹田や呼吸に意識をフォーカスするオーソドックスな瞑想に慣れてから
試されることをお勧めします。
  1. URL |
  2. 2024/01/09(火) 16:03:03 |
  3. みけ #X4YsqK5w
  4. [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. |
  2. 2024/01/13(土) 06:30:11 |
  3. #
  4. [ 編集 ]

努力・苦労はしたくないです

とってもわかりやすくてよかったです。

努力が必須という前提を疑わない方がスピリチュアル系でもたくさんいらして、私は単なる怠け者なのかと落ち込みます。

でもやっぱり努力・苦労はしたくない(というか出来る気がしない)ので、「・寝る前に5分間瞑想する。眠くても疲れていても、背筋を伸ばして結跏趺坐か半跏趺坐で座るだけでもやる」を始めました。
  1. URL |
  2. 2024/01/13(土) 12:42:17 |
  3. ジジ #-
  4. [ 編集 ]

伝言

「できれば軽いストレッチやセルフ整体、マッサージなどと組み合わせ、
きちんとした姿勢で座ったときのすっきり感、心地よさを追究してください」
と、なぜかサラスヴァティ(弁財天)からのアドバイスです。

情熱、実験、努力って大脱走(アセンション)シフト期の醍醐味なんだけど
(これらがないと簡単すぎてつまらんらしいです)、
例によってあとから種明かしでわかるってのがいけずですよね。
  1. URL |
  2. 2024/01/13(土) 16:40:11 |
  3. みけ #X4YsqK5w
  4. [ 編集 ]

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